文字傾向のお話

こんにちは(*^_^*)

職業柄、「私は字が下手だから人前で書くのは恥ずかしい」「字が下手なので見られると緊張する」といった声をよく耳にします。
みなさん自分の文字だけが下手と思っているようですが、実は誰もがそう書いてしまうという共通の傾向があるのです。
その理由と正しい造形法を知れば、必ず美しく書けるようになりますよ。

一例として平仮名を見てみましょう。
「き」と「み」を学生の方々に書いてもらいました。※画像A
どれも似たような文字だと思いませんか?
「き」は横画二本が長くその間の距離が短いことが共通しています。「み」は全体的に扁平です。

では次にお手本となる文字です。※画像B
空間が明るくスマートな印象です。初めて見る方は違和感を覚えるかも知れませんが、人はみな美的感覚を持っていますので、見慣れると良く感じられてきますよ。
一般傾向との違いが大きい平仮名は他にもありますので、見直す機会を持てると良いですね。

ちなみに、平仮名の造形でおさえてもらいたいポイントは3つです。ほとんどがこの条件に当てはまります。
① 縦線は長く ②横線は短く ③結ぶところは小さく

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