「かな書道」をご存知ですか。
「書道」と聞くと、子供のころのお習字や展覧会場の大きな芸術作品のイメージが強いのではないでしょうか。
「かな書道」は、平安時代隆盛の日本を代表する書道文化であり、漢字の草体やかな文字を続け書きにし、美しい流れで魅せる書芸術です。
高校までの学校教育では取り組む機会が少なく、ご存知ない方が多いように思いますが、最も日本人の感性に合っているように思います。
何でもそうですが、手慣れた簡単なことばかりしていては、それ以上の進歩は期待できません。もし、かな書道に接する機会があれば、ぜひ一度取り組んでみてください。かな書道に親しめば、これまで難しく感じていた文字学習が、知らぬ間に楽になっていることに気付かれることでしょう。
画像は、源氏物語の筆跡です。2千円紙幣はほとんど見かけなくなりましたが、絵柄として使われていますので、お持ちの方はご覧になってください。