書く速度 ペンの持ち方と手の置き直し

みなさんは文字を書く速度について考えたことはありますか?

長年文字を書き続けていると速度が速くなり、それが自分独自の癖として定着してしまいます。書く速度を速く保ちながら、字形も整えるのは非常に難しいことです。

文字の特徴や点画の組み合わせ方を確認し、一点一画ゆっくり丁寧に書いてみてください。自分で思うよりも更にゆっくり書くことがポイントです。

ところでペンの持ち方は大丈夫でしょうか?

ペンは握りしめずに軽く持ち、机上に楽に構えます(画像参照)。赤枠の位置を動かさないまま何か文字を書いてみてください。
当然ですが一点一画ごとに書く位置が変わり、手指の形も変わっていきますね。
どんどんペン先が手首に近づいていって、書きにくくなりませんでしたか?
これでは字の崩れを招く他、手の疲れにもつながります。

ではどうすればいいのか?

答えは、「手をこまめに置き直す」です。
書きづらくなる前に、その都度机上から離して、楽な場所に置き直せば良いのです。極端に言うと、一点一画ごとに置き直しても構いません。
一文字書ききるまで手を置いた位置はそのままという人がほとんどです。いちいち置き直すのは面倒だなあと思う方もおられると思いますが、目標は美しい文字を書くことですので、一度試みてもらいたく思います。

 

 

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